病気の鳥の全身検査をしているときに「痩せています」というと、大抵の患者さんは、
えっ!!太っているかと思った
とおっしゃいます。
羽で覆われている鳥は、実際に太っているのか、痩せているのかは外見からではわかりません。
また、病気の鳥は羽を膨らませるので、それを太っていると思ってしまうようです。
病気を隠す鳥は、具合が悪くても食べている振りをします。
それを「食欲がある」と間違わないためには、痩せていないか確認する必要があります。
↓このように、竜骨(中心の骨)の両脇に筋肉がついている場合はきちんと食べている証拠です。

*分かり易いように、羽をかきわけています。通常は、触ってわかります。
筋肉の付き方にはある程度の差はありますが、骨が突き出ている場合には痩せている状態で餌を食べれていないということなので、必ず鳥専門の病院で見てもらいましょう。