昭和33年以降、日本国内で発生の報告がない狂犬病
そのためか、狂犬病の恐ろしさが薄れ、予防接種の重要性が失われているように思われます。
世田谷区で未登録犬を含め、推定摂取率は23%ほどだそうです。
実は、狂犬病が日本から姿を消したことは世界でみてとても珍しいことで難しいことなのです。
回りの国ではまだまだ狂犬病の発生があり、狂犬病感染の犬に噛まれた人が亡くなる事件が報告されています。
日本での発生はありませんが、1956年に1例、1970年に1例、2006年に2例、アジアで犬に噛まれ、帰国後狂犬病に発症し亡くなっている輸入狂犬病があるということを知っておかなくてはいけません。
また、犬の輸入検疫制度が見直され、不法上陸についても監視を強化され狂犬病が侵入するリスクは減少したとはいえ、狂犬病罹患動物が海外から侵入する抜け道はいくらでもあるのです。
もし、日本に狂犬病が再び発生したら、、、、、
大変なパニックになることは間違いないでしょう。
狂犬病予防注射は法律で決められているということだけではなく、犬を飼っている人たちがわたしたちの生活を安心して送れるようにするための最低限の義務です。
人が狂犬病に感染した場合、発症したら100%死亡します。
それはそれは悲惨な経過をたどります・・・・・
犬を飼っている飼い主さんは、4月からの狂犬病予防注射、未登録の犬は登録(各市・区役所)を責任をもって行いましょう。
そして、海外では狂犬病はまだまだ蔓延しており、むやみに動物に触ったりして噛まれないようにしましょう。